東京築地でセリを見てきた

朝五時、築地駅そばで時間をつぶしつつ、向かったセリ市場。セリ見学場に着くまでに何度となくトラックと三輪自動車(前輪にトラックのようなハンドルが付いていてそれで運転する。カッコイイ)


到着するとなんと外人の多いこと・・・ 名所巡りならまだしも、真剣に生活のために仕事してる人たちを観光にしちゃうのはどうなのかなーなんて考えたり。外人さんてもっと強烈な匂いするものだと思ってたけれど、案外普通で驚いた。異国のお婆ちゃんもおばあちゃんと同じ匂いがしたw 


しかしセリ場が見れてよかった。なによりマグロを見定めるオジサン達の眼力、肉を握りしめた感触で状態を理解する仕草、同業者への爽やかな挨拶、でも腹の裏ではマグロ狙い競り合う敵同士。長靴に青い作業着、癖が付くほど皺が寄ってボロボロになっているが、それが仕事に対する熱意の表れのように見えた。6時に近づくと人も増えてくるが、不思議と静かになる。仲介人達の空気がセリへの戦闘態勢に切り替わってゆく感覚が伝わってきた。仕事人かっこいいなぁ


セリは各所で何回かに分けてやっていた。自分が見たのはまさにこの動画の人。コネコネベルをならして、飛び上がるようにセリを読むこの人w セリ主催も随分個性があって人によって声のトーンが全然違う。二人が並ぶと、まったく違うことを言っているようにさえ聞こえます。これが嘘じゃないんだ


帰り道は生きたかった「寿司大」がものすごく並んでいたので、適当なドンブリ屋で魚を食べました。うに、中トロ、いくら、が酢飯に乗っかって1700円。ウニが甘くて、始めて「うにって美味しい」と思いました。ちょっと高かったけど満足ですー